世に言う奇怪な物語。

思えばこの嫌なことがあるとすぐにトイレにこもる癖はいつからできたのだろうか。
いや、今はそんなこと考えてる場合じゃないな。この状況をどうやって抜け出そうか。
一応もう一度ドアを開けてこのトイレから出てみるか。
そう思ってドアを開けて飛び出すと、そこにはまた同じ便器があった。


かれこれ何時間も同じようなトイレに閉じ込められている。
いつものように上司に怒られ会社のトイレ一番奥の個室に逃げ込んだ。毎日のようにここにこもっているからこの個室は俺の心の中で俺専用の便器ということにしている。


だから分かる。ドアを開けて現れる便器は俺専用の便器だと。

トイレからトイレへ。それがさっきので６回目だ。

４回目のときに用は足したからもうトイレに用はない。
そろそろここから出してくれ。いや、まあ出ていったところでここより落ち着く場所はないのだが。


そういえば用を足したとき俺は流したっけ？確か流してなかったような…。
便器の蓋を開けてみたがそこには何もない。紙も減ってないようだ。
俺は大量に使うのでトイレットペーパーがこんなに丸々と太ってるはずはない。
俺専用なのは確かだが、全く同じというわけではないようだ。
そうだ。何よりウォシュレットが付いていない。


なるほど。ドアを開けるたびに過去のこのトイレに戻ってるんだな。
そういえば３年くらい前からこのトイレにウォシュレットが付き始めたから…。
今このトイレの外は３年くらい前に戻っているのか？
ふむ。このトイレは俺に３年前からやり直せと言っているのかも。

よし。じゃあやり直してやろうじゃないか。


…と思って思い切りドアを開けたのにまだ外に出られないのか？
しかも今度は違うトイレだ。
これは３年前まで住んでた一軒家のトイレだな。

ああ…このころからか。

一人じゃ広すぎるリビングから逃げ出して、トイレにこもる癖が付いたのは。
妻も息子もいなくなって、トイレが俺の居場所になったのは。


過去に遡っているのは確かなようだ。
それも実際にそのころにいたであろうトイレの。
３年前といえば妻と別れて、仕事にも行っていなかったときだ。
何回トイレのドアを開けてもあの一軒家のトイレが現れる。

ん？待てよ？

もしかしてこのまま１年くらい戻って、つまり４年前まで戻れれば、妻を止めることもできるのだろうか。


妻が別居したいと言い出したのは離婚する１年前だ。
そのまま別居状態が１年続いて、その間、妻とも息子とも一度も会わずに離婚した。
その１年間、２人に会わなかったのは、仕事がちょうど忙しいときで会わなかったというよりも会えなかった。

…いや。それは言い訳だな。
あのとき迎えに行ってれば、何か変わっていたかもしれない。

いや、もうそれでも遅かったかもしれない。
妻を止めるのは、やはりあのときだった。妻が別居したいと言い出したあのとき。

でも、俺も止めようとはした。

妻が新幹線で実家に戻るとき、俺も駅にいたんだ。
妻を止めるため。やり直そうと伝えるために。

ごめんと一言言うために…。

でもそれはできなかった。

そういえばそのときもトイレに行く手を阻まれた。
急な便意が俺から最後のチャンスを奪った。

あのときに戻れたならば…。

いや、戻れるかもしれない。

あのときの駅のトイレに。あのとき男子トイレが満杯で仕方なく入った女子トイレに。
俺はこの後悔しか残っていない一軒家のトイレのドアを開けて飛び出した。



やっぱり！あのときの女子トイレの個室だ！
いま急いで行けばまだ間に合うはず。
やはりこれはトイレが俺に人生をやり直すチャンスを与えてくれたものなんだ。

ここから俺はやり直す。

俺はトイレのドアを開けた。

出れた！

俺はあのときに戻ったんだ。そして女子トイレから飛び出した。妻の元へ急ぐために…。








こうして俺は女子トイレから飛び出したところを警察に捕まり、今取り調べを受けています。

妻と子供は無事新幹線に乗れました。

見失いがちな美味しさの表現。

これこそ最高のメニューや！

黄金色に輝くスープ。

鮮やかに彩られた野菜。

細やかな配慮が行き渡った店内。

鋭く光る眼光。

指先に光るダイヤモンド。

オレンジ色に光る飛行物体。

窓際に佇む一輪の花。

たわわに実ったFカップ。

先行きの見えない日本社会。

人の心を失くしたモンスター。

親からもらったこのカラダ。

すごい微妙な関係性。

ワールドクラスのいじめっ子。

なんなんだろうこのキモチ。

存在しないグラビアアイドル。

夢の中ではスーパースター。

息子に言えないこの秘密。

嘘で固めたプロフィール。



そして…この口の中に溢れる肉汁。

うむ！この勝負、最高のメニューの勝利や！

佐藤浩市だらけの大運動会。

森田まさのりの作品って佐藤浩市だらけの大運動会って感じだよね。

佐藤浩市が佐藤浩市を殴って佐藤浩市がそれに怒って佐藤浩市同士の喧嘩になってそれを佐藤浩市が止めようとしてるのを佐藤浩市が見てる。みたいな。

佐藤浩市が街を歩いてたら他校の何人かの佐藤浩市にからまれて病院送りにされたっていう話をリーダー格の佐藤浩市が後輩の佐藤浩市に聞いて相手の学校に殴りこみに行こうとするのを佐藤浩市の右腕的存在の佐藤浩市が冷静になれって言って止める。みたいな。

学校でクズ呼ばわりされてた佐藤浩市達が一人の佐藤浩市風の熱血教師の熱意で更生して甲子園目指すんだけど不良だった過去が災いして佐藤浩市くずれの不良にからまれて一人の佐藤浩市が怪我をしてしまう。んで長髪の佐藤浩市が実は経験者で鼻の低い佐藤浩市が意外とうまい。みたいな。

佐藤浩市が始業式の日に遅刻しそうで食パンをくわえながら急いで学校に行ってたら曲がり角で佐藤浩市にぶつかって謝りなさいよとか言ってたらその佐藤浩市が転校生でアンタって叫んだら教師の三国連太郎がなんだお前ら知り合いかって言って最悪の出会いがいつ間にか愛に変わる。みたいな。

幼馴染の佐藤浩市と佐藤浩市が色々あって階段から二人で転がり落ちたら中身が入れ替わってて俺がお前でお前が俺で佐藤浩市が佐藤浩市で佐藤浩市が佐藤浩市で状態になる。みたいな。

佐藤浩市のもとに２０年後の未来から三国連太郎になった佐藤浩市が現れて自分自身に警告をしに来るんだけどそのせいでタイムパラドックスが起きて未来で佐藤浩市と結婚するはずだった佐藤浩市が結婚しなくなってしまって佐藤浩市が生まれてこなくなり佐藤浩市の存在が消えそうになる。みたいな。

そんな感じだよね。



…違うな。

スピリチュアルなメッセージ。

あっ。あなた！そこのあなた！

そこの～…そこの信号みたいな色づかいのパーカー着たあなた！

そうそう！あなた！ちょっ…ちょっと。ちょっとこっち来て。

あの～私ここでね。あの～ここで占いとか。
あとスピリチュアル的なこととかさせてもらってるんだけど…。

あの～あなたね。ちょっと言いにくいんだけど。

あなた…悪い霊にとり憑かれてますよ。

うん。そうそう背後霊ってヤツだね。

最近なんか変わったこととかありませんでした？

うんやっぱり？いやいや言わなくても大丈夫。分かるから。

最近南米人がやたら寄って来ません？

うん。だよね。それね…その背後霊の仕業なんですよ。

もうねはっきり言っちゃうけどね。

あなたね…チュパカブラの霊が憑いてます。

そうそう。UMAの。未確認生物やね。

うん。ネッシーとかビックフットとかと同じヤツ。

うんとね。主に南米にいて人間とかの血吸うんだって。

今見た感じは分かりやすく言うと仮面ライダーアマゾンみたいな感じかな。

それで南米人が本能的に集まって来るんですね。

あと問題なのが他の霊もチュパカブラに引き寄せられてますね。

霊の集合場所にされてます。

チュパカブラがハチ公みたいな扱いされてますね。

「明日あのチュパカブラ前に集合ね。」って感じみたいですね。

守護霊で憑いてるあなたのおじいさんに任せるしかないねぇ。

うん。あなたのおじいさんも憑いてます。

でもこれおじいさんチュパカブラに血吸われてるねぇ。危ないねぇこれ。

おじいさんゴボウみたいに細くなっちゃってますね。血吸われすぎて。

もうおじいさん自体UMAみたい。

そうなるとあなた両肩にUMA憑いてることになりますねぇ。

もうあなたもUMAなんじゃないかみたいな…あっすいません。
いや笑ってないです。ごめんなさい。

う～んとね。
２人…いや、２匹とも何か伝えたいことがあってあなたに憑いてるみたい。

うんスピリチュアルメッセージってやつですねぇ～。

チュバカブラはキョーキョー言ってて何言ってるか分かんないんだけど…

あなたのおじいさんはさっきからずっと同じこと言ってるね。

う～んとね…ちょっと待ってね。

きゅう？きゅうきゅう…しゃ…。あっ！救急車呼んで？

救急車呼んでって言ってるね。血が足りないって。

とりあえずレバ刺しとか鉄分多いもの食べたらどうですかね？

とにかくレバ刺しを食べまくってください。

あとは神棚とか仏壇がお家にあるんでしたらそこにレバ刺しをお供えするとか。

あとはレバ刺しを普段から身に付けておくようにしてください。

あっちょっと！待って！このペンダント買って行かない？

ちょっと待ってってば！このペンダントをレバ刺しのペンダントにしてもいいし！

ねぇ！ちょっと！

…チッ。また逃げられちゃったよ。

それにしてもチュパカブラの霊が憑くなんて変なヤツだな。

ほんで変なパーカー！




～レバーの食べ方～
レバーは普通、炒め物、煮物、フライなどにします。
匂いが気になる方は、フライの衣にパセリを混ぜるとある程度匂いが消えます。
牛レバーの場合は、鮮度がいいものでしたら刺身でいただけますが、豚・鶏レバーは、よく火を通してから食べた方がいいかと思います。

若者へ。

てめーコラ！今ガンつけたろコラ！

喧嘩売ってんのかコラ！

いくらだコラァー！！

買ってやるから値段提示しろコラァー！！

お手軽価格なんだろうなコラァ。

なんだその顔はコラ。

メガネ割んぞコラァ！！おしゃれな黒縁メガネ割んぞコラァ！！

え？掛けてないのコラ？

あっ掛けてないねコラ。

こら掛けてないねコラ。

じゃあコンタクトレンズ割んぞコラァー！！

ハードか？おん？ソフトか？おん？へへっ。割んぞコラ。えぇ！？

ああコンタクトもしてないのコラ？

…まぁとにかくなにかしら割んぞコラァー！！

裸眼でガンつけやがってコラァ。

割んぞコラ！割んぞ。割んぞオラァ。

心とか！お前のガラスのハートとか！コラァ！

精神攻撃じゃコラァ！

心ない言葉でお前のガラスのハート割んぞコラァ！！

えぇ！？何ガラスだコラ。お前の心は何ガラスだコラ。

防弾ガラスかコラ。お？それとも耐熱ガラスかコラ。

耐熱ガラスのハートに食材入れてレンジでチンすんぞコラァー！！

お前の心あっためんぞコラァー！！

まさにハートウォーミングじゃコラァ。

へっへっへビビってんのかコラァ？

疲れて冷え切った心が暖められて癒されるのが恐いのかコラァ？

ホームドラマ一本分観た気分にさせんぞコラァー！！

あぁ！？なんだコラ？なんでピンと来てねぇんだコラ。

さてはお前のガラスのハート、強化ガラスかコラァー！

て…てめぇ何もんだコラァー！

ガラスのハート割るんじゃないのかだとコラ。

も…もうとっくにその話は終わってんだコラァ！

時代はあっという間に変わってくんだコラァ！

時代は待っちゃくれないんだコラァ！

でもだからって焦る必要はないんだコラァ！

焦ったってなにも変わらないんだコラァ…。

今を生きる。今を生きることが大切なんだコラァ…。

だから若者にも今を一生懸命生きて欲しいんだコラァ…。

俺の気持ちわかってくれよコラァァアァ…。

わかってくれんのかコラァ…。

わかってくれればいいんだコラ。

もう行けコラ。帰って今を生きろコラ。

今を生きろよー。

一生懸命生きろよコラァァァー！！

…。

ふぅ～…。あぶなかったぜコラ。

心強すぎだろコラ。強化ガラスのハートって強すぎだろコラ。

ヤベー奴に喧嘩売っちまったぜコラァ。

あぶねぇあぶねぇ。



[あとがき]
メッセージ性のあるブログに挑戦してみました。
でも失敗から学ぶことっていっぱいあるからね。
そもそも若者に伝えたいことなんてないし、正直自分も若者だし、
そんなに文句言われる筋合いないと思う。
そんなに文句あるんだったら自分で書いてみろやコラ。
やんのかコラ。
裂くぞコラ！
裂けるチーズみたいに裂くぞコラ！
今を生きろやコラァ！！

断固たる決意。

あっ。試着してきたんだ。

うん。あーいいんじゃない？似合ってる似合ってる。

買うんだ？うん安いしね。

えっ？あっ俺？俺は買わないよ。

いや俺今日お前の付き添いで見に来ただけだからさ。

「今日は服を見に行く。」って決めて来ちゃったから。

決めうちだから。

うん？あっこの服？うんずっと見てるね。

ああ。うん欲しいよ。こういう服好きだし。

ていうかずっと探してたヤツにようやく出会えたって感じだし。

でも今日は服見るだけって決めて家出ちゃったから買えないね。

買うっていう決めうちだったらすぐ買ってたんだけど…。

いやお金はあるよ！昨日給料日だったし。一番あるよ！

いやいやいや「試着だけでもしたら？」って言うけど

試着とかしちゃったらもっと欲しくなって買っちゃうかもしんないじゃん！

だから試着もしないっていう決めうちで来ちゃったんだから。

うん。だから試着も無理かな。

いや…。あ…。うん。いやでも…。うん。うんうん。

いやもうしつこいな！決めうちだって言ってんじゃん！

ていうか試着しようにも試着できないからね。この服ボタン付いてんじゃん。

俺指先のふるえがこの何年か止まらないからさ。ボタン留めらんないよ。

ふるえ止まらないし、ボタン留められないよ。

いやいやいやいや「じゃあ俺がボタン留めてやるよ」って、

それじゃあお前も試着室入ってくる気？

ダメだよ！俺今日ノーブラだもん！

…いや心がね。心がノーブラって意味でね。心がノーブラだから。

ていうかほら。俺あと先端恐怖症だし。

この服襟付いてんじゃん。この服着たら襟の先が刺さっちゃうんじゃないかって思って、俺死んじゃうよ。

俺この服に殺されちゃうよ。

あっもうそうだ。これ最初に言えばよかった。

そもそも試着室自体入れないからね。俺。

閉所恐怖症だからさ。あんな狭いところ入ったら俺死んじゃうよ。

やっぱり死んじゃうよ。俺を殺す気？俺を着せ殺す気？

いや死ぬよ？死なないと思ってんの？

試着で人は死ぬよ？

お前わかってないね？

試着で…試着で人は死ぬんだよ？

ね？わかってくれた？

…もうなんだよ！

これだけ言っても俺に試着させる気！？

だから試着はしないっていう決めうちなんだって！

着ないし買わないっていう断固たる決意をして来てるんだよ！

これは俺にとっても、お前にとっても負けられない戦いなんだよ！

お前もそんなに試着させたいなら、

もはや何が起きようと揺らぐことのない断固たる決意が必要なんだよ！

いやちょっと店員さんは黙ってて下さいよ！男の戦いに口はさむんじゃないよ！

まったく！ふざけるんじゃないよ！

え！？いやすいません…。いやちょっとちょっとちょっと。なんで店長さん呼ぶんですか。店長さんは呼ばないでください。

いや警察もちょっと…。

あの違うんです。僕情緒不安定なんです。

警察なんて呼ばれたら情緒のバランスを失って、僕死んじゃいますよ。

僕を殺す気ですか？呼び殺す気ですか？

いやマジで警察は勘弁してください。

あっ！あれですあれ！両親がアメリカ人なんです。

いや僕は日本人ですけど…。ああ、いやあの隔世遺伝です。

はい関係ないですね。

いやホント警察だけは勘弁してください。

もう帰りますから。

え…？服ですか？

いや。服は着ないし買わないですけど。

決めうちですから。

戦争とゆうこりん

※ただの自己満足のために書いたので、長いし、読んでも無駄なので、こんなもん読んで時間を無駄にするなら、英会話の勉強でもして道に迷ってる外国人に優しくしてあげて下さい。




ある資料映像を見ているときに、重大な発見をしてしまった。

手っ取り早く宇宙に行き、なおかつ人間の住める星を見つけ、

さらに地球外生命体を見つける方法を発見してしまった。

キーワードは、「小倉優子」と「ドラゴンボール」である。


ある資料映像、ドラゴンボールというのだが、これを見ているとこんなシーンがあった。

ナメック星に行くために、のちに神とピッコロになったナメック星人が地球に来た時に乗ってきた宇宙船を利用したのである。

このシーンを見たときに、手っ取り早く宇宙に行き、なおかつ人間の住める星を見つけ、

さらに地球外生命体を見つける方法を思い付いた。

そう、小倉優子がこりん星から地球に乗ってきた宇宙船を利用すればいいのである。

こんな簡単な方法をNASAが思い付かなかったのは、

日本政府が小倉優子という地球外生命体の存在をひた隠しにしてきたからなのかもしれない。

小倉優子本人も最近では、実験材料にされることを恐れてか、こりん星人であることを否定している。

しかしここで、ある疑問が浮かんでくる。

彼女はなぜ地球に来たのか？

この疑問を解決するには、まずこりん星人について知る必要がある。

この資料を見てほしい。

これは小倉優子本人が書いたこりん星である。

これを見ると、まず君主制であること、

次に宇宙船を作るほどの科学技術を持ちながら、自然も十分にある、科学と自然とが見事に調和した文明であることがわかる。

そして、特に重要なのは、生物が生きていくために最も必要なモノがないのである。

そう、”水”である。

その水の代わりにあるのが、オレンジゼリーの湖と書かれているものである。
（ここでオレンジゼリーというのは地球で言うところのオレンジゼリーという意味で実際にはまったく違うものであると考えられる。）

おそらく、これは自然のものではなくテクノロジーを利用して作られた人為的なものである。

ではなぜ、湖を食べられるようにしなけばならなかったのか？

それが、小倉優子が地球に来た理由とつながってくる。

こりん星人もまた、人間の住める星を探していたのである。

つまり水のある星、それが地球だった。

こりん星は食糧不足と水不足という重大な危機に瀕している。

オレンジゼリーの湖をわざわざ科学技術を用いて作りだしたのはそのためである。

しかしそれも限界が近づいているために、移住できる星を探しているのである。

そう、小倉優子はこりん星からのスパイだったのである。


地上ばかりに目を向けていると、いつか空からこりん星人が攻めてきたときに対抗する手段がないかもしれない。

そのためにもっと宇宙科学を発展させる必要がある。

来たるべき、こりん星との宇宙戦争に向けて…。

ルージュの伝言(メモ)

朝目覚めると君は隣にいなかった。


それを気にも留めずに僕はいつものように顔を洗った。


顔を上げると鏡に残されたルージュの文字。


「はっけよいのこった」


君は僕に何を伝えたかったんだろう？


僕は君に何をしたんだろう？


とりあえず水で洗い流したけれど


なかなか取れなくて正直ちょっと困っているよ。


しかも普通に家に帰ってきて正直かなり困っているよ。


次の日も君はルージュで伝言を残していたね。


鏡の端に「アナログ」と。


鏡に映った僕の顔は昨日のルージュで汚れてて


ホントにアナログみたいだよ。


アナログテレビみたいだよ。


今日はヤマダに行こうかな。




2011年7月24日までに現在のアナログ放送は終了します。
地デジの準備お早めに！！

人間なんて。

「個性が大切だ。」　なんて言うけど結局人間なんてみんな同じ。

人間なんて全員ニアリーイコール。

誰もが誰かのモノマネしてる。

全員コロッケで、全員清水アキラ。

俺も、お前も、モノマネ四天王。

人間なんてみんなモノマネ王座決定戦に出てしまえばいいんだ。

そんで「え？誰のモノマネしてるの？」って聞かれて

「いやまぁどこかの誰かには似てるでしょ。まぁまだ見たことも会ったこともねぇスけど。あ？なんスか？なんか文句あるんスか？」

って言って変な感じになってしまえばいいんだ。

そしたら司会者の人が

「いやあのモノマネってそういうことじゃなくてさ…あのースタッフー！ちょっとこれどうなってんのー！」

って言ってスタッフが

「はいちょっと一回止めまーす。」

って撮影を止めて

「あのーちゃんとオーディションのときにやったモノマネしてもらえます？収録ちょっとおしちゃってるんでそのへんちゃんとしてもらわないと困るんですよー。」

ってスタッフの人に怒られてテンションガタ落ちしちゃって

結局オーディションのときにやった「おすぎとピーコ名場面集」っていうネタをやって

ややウケで普通に出番終わってしまえばいいんだ。

そんで放送日に観てみたらカットされてて

むちゃくちゃ落ち込めばいいんだ。

人間なんてみんなニアリーイコール。

みんなドッペルゲンガー。

男らしく、誇らしく。

『いやDカップとか言われても分かんないから。

そんなさ。カップ数言われただけじゃイメージできないよ。

もうちょっとちゃんと説明してよ。

いやいやいや違うんだって。

そんなアルファベット一文字で表現されたってさ。っていう話だよ。

だってアルファベット一文字で表現できるものじゃないでしょ？

自分だってそんな簡単に説明されたくないでしょ？

俺だってやだよそんな簡単に説明されるなんてさ。

もっと誇り持ちなよ。女性だけに与えられたものなんだよ？

もっと分かりやすくさ。

うん。うんうん。うん？うん。うんうん。あ～なるほどね。

う～ん…なんて言えばいいのかなぁ。

簡単に言うなとは言ったけどさ。

だからってそんななんか哲学的というか

難しく言えばいいってもんじゃないじゃん。

相対性理論とか俺わかんないしさ。

いまなんの説明されてるのか途中で分かんなくなったもん。

なんか眠くなってきたし。ダラダラダラダラ長いよ。

もっと例えとか使ってさ。

だから例えばまんじゅうだとか大福だとか肉まんとかさ。

いやダメだよ。それ俺言ったじゃん。

いやそれも食べ物っていう意味でカブってんじゃん。

あーもう時間ないからもうパッと見せてよもう。

もうそれでいいよ時間ないからさ。

いや違う違う違う。そんなんじゃないじゃん。

いやマジで時間ないんだって。

あのー・・・洗濯機まわしたままだからさ。

いやていうか自分が悪いんじゃん！

分かりにくい説明ばっかりしてさ！

いやもう見た方が早いんだって。

あれなんか勘違いしてない？

俺はただカップ数が知りたいだけなんだって。

いや逆にそんなこと言うお前がエロいわ！！

なんだよもう！もういいよ！

もうじゃあ土下座するよ！

土下座すればいいんでしょ？

ほら！これでいいんでしょ！

もう見せればいいじゃんか！

いやもうDカップなのは分かってるよ！

もうカップ数とかどうでもいいんだよ！

アルファベットじゃないんだよ！

数字じゃないんだよ！

言葉じゃないんだよ！

お金じゃないんだよ！

ただ…

ただ…

ただ見たいだけなんだよ！！

お願いします！！

お願いします！！

いやそこをなんとか！！

お願いします！！

もう最悪見なくてもいいから！！

触らせてくれれば、もうそれで見なくてもいいから！！

お願い！！

お願いします！！お願いします！！！！』




以上は詩集「男らしく、誇らしく。」より抜粋したものです。

とても男らしいですね。これぞ男といったところでしょうか。

この詩集を見て男というものを再確認して誇りを持った男でありたいですね。

ある落語家の伝説の枕

『 人にはそれぞれ趣味というものがございます。

それは釣りであったり読書であったり、

最近ではインターネットなるものが普及してきましてブログが趣味だなんていうお方もおります。

こんなわたくしにも趣味がありまして、

いや、趣味と言うか癖(へき)とでも言いましょうか。

まぁ詳しくは言えませんが、

まぁ簡単に言うとわたくしウンコのほうが大好きでございまして。

そんなわたくしに弟子がこんなことを聞いてきたんですな。

「師匠。究極の質問をしてもよろしいでしょうか。」

そんなことを言いますからどんなことを聞いてくるのかとわたくし内心ドキドキしていましたら、

「ウンコ味のカレーとカレー味のウンコどちらがいいですか？」

こんなことを聞いてきますから、何を言ってるんだと、わたくし間髪も入れずに

「そんなもんウンコ味のカレーに決まっとるやろが！！！」

とまぁ柄にもなく怒ってしまったんですなぁ。

そのあと、普段あまり怒らないわたくしが、

「本当はウンコ味のウンコが一番」だということを永遠と説教しましたもんですから、

その弟子がやめるなんて言い出しまして。

最近の若者は本当になんて言うんでしょうかね？

精神的に弱いというか、

少し怒られただけでなんだかわたくしを避けているようでして、

そんなことでは“運”もついてこないぞと、危惧しているところでございます。 』


以上は、ある落語家の伝説の枕で、

この枕のあと、創作落語「うんここわい」を演じて普通に怒られたそうです。

例えが偏ってるヤツ

最近は芸能人が覚醒剤やら大麻やらで捕まるなんてことがあるけど、
あれはどうなんだろうね。

記者やらを前にして謝罪するみたいな。

いや謝罪はいいけど誰に謝ってんの？

個人の問題じゃん。

こっちには正直関係ない。

謝られてもねえ。

しかも大体そういう覚醒剤とかをするヤツってもう落ち目というか
ほとんどテレビとか出てなくてファンなんてもういないだろって感じなんだよね。

もう例えるならうんこ漏らしたヤツに

「うんこ漏らしました…。すいません。」

って言われるみたいな感じ。

しかもあんま仲良くないし、数回話したことある程度のヤツに言われるみたいな。


そんな感じのことで言うと、
親が子供を殺したりだとか、子供が親を殺したりなんて事件があるけど、

ほんとに最近の世の中はどうなってるんだろう。

こんな悲しいことないよ…。

例えるなら、オナラしようと思ったらうんこ出ちゃった時くらい悲しいよ…。

あんな悲しいことはないよ…。

人は悲しい…。悲しいものですね…。


やっぱりこういう事件って不況も少なからず影響してるんだろうね。

不況もほんとに深刻になってきて、

仕事がないっていうので自殺者も年々増加してるっていうし。

ああいう自殺する人とかってストレスとかが溜まって溜まって溜まって、

そういう行動に走ってしまうのかなぁ…。

例えるなら、ずっと便秘で溜まってて久々にお通じがきて急いでトイレに走るみたいなね。


もうほんとに…。

みんなも考えなきゃだめだよ。

臭いものにはフタをするじゃだめなんだよ。

みんなすぐ臭いものにはフタをして水で洗い流そうとするでしょ？


あっこれはうんこの話だよ？

さすがにうんこの話までうんこで例えたりはしないよ～。

うんこをうんこで例えるなんて、そんなの…。

えーと…。ちょっと待って。

えーと…ごめん。

例えが出てこないや。

もしかしたら、例えが便秘なのかも…ね！